涙がポロポロ

久しぶりに大泣きしました。


とっても悲しくて。


寂しくて。


切なくて。


人が大勢いる中で、恥ずかしげもなく。


まともに喋ることもできないくらいぐしゅぐしゅで。


泣きながら必死に声を出し、言いたいことを全て言ってしまおうとするしうの助。


しうの助の正面で、しうの助の言葉を聞く相手も泣いています。


続きを・・・続きを喋らなきゃ!お願いだから涙!止まって!!


―そこで目が覚めました。


いつもの景色、いつもの部屋、光を浴びているカーテン。


全部夢でした。


ただ、しうの助の目からは止まらない涙がポロポロ流れ落ちていました。


夢でしたが、それは現実でもあった出来事。


現実になかったのはしうの助が喋る機会。


現実でできなかったことを後悔する気持ちがその夢を見させたのでしょうか。


しかし、それが夢であったとしても、その舞台が与えられたことに深く感謝しています。


結局、夢の中でさえも最後まで喋りきることはできなかったのですが・・・


しうの助の言葉で、その人はもう泣いていてくれたのだから。


―台風の日の朝の出来事―