エコェコ自動車

いつも体中から静電気が溢れているのに、今日は全くビリッと来ないのでそこそこ湿度あるんだなぁと実感しつつホッとしているしうの助です。こんにちわ(・ω・)ノ

ガソリン高騰のこの時代、環境問題も相まって否が応でも自動車の代替燃料が話題になってきたりします。




まずは話題性筆頭の燃料電池―つまりは水素と酸素の反応を利用した動力。
こいつは環境面ではなかなかの優れもので、二酸化炭素や窒素酸化物が排出されず、出るのは水ばっかり。
ただし問題は山積みで、例えば燃料タンクの容量が大きくなることによる車体レイアウトの制限やら、常温では気体ゆえにインフラの整備が難しいやらで一般的に普及することは困難そう。
極めつけはその水素をどうやって作るのかってところで、大量に作るためには水を電気分解ということになる。
じゃあそのために必要となってくる大量の電気はどうするのか、と。
結局、自然エネルギー発電のみで十分な量を供給できないことにはまだまだエコとは言いがたい。
コストも割りに合わないし。




お次はバイオ燃料。特にバイオエタノール
これは植物*1を発酵させてエタノールを精製したもの(まるでお酒だね)で、主にこれをガソリンと混ぜて使用する。
当然二酸化炭素は発生することになるが、植物が成長過程で光合成によって吸収した二酸化炭素が排出される―つまり二酸化炭素の総量は不変だということで、これは排気ガスと見なさないとか。
そういえばオレンジで有名なバレンシア地方では大量に出る生ゴミ、もといオレンジの皮からバイオエタノールを作ることに成功したらしい。
コストはガソリンの1.4倍程度。これは近いうちに実用化できそうじゃないかな。
というよりもこのガソリン高騰の流れから行くと、精製コストのダウンよりもガソリンのコスト増で逆転しそうだ(苦笑)
残念ながら日本の話ではないけど。

ところでこれって、未来から帰ってきたデロリアンの燃料なのか?生ゴミを燃料にするあたりソレっぽい。




他にはDME(ジメチルエーテル)なんてのもあって、これはディーゼル燃料に適しているらしい。
あんまり聞かないかもしれないがDMEはスプレーの噴射剤などに広く利用されていて、取り扱いが容易であるため比較的身近にある燃料ではないかな。
実は既に日本の公道を走っていたりしてなかなか将来性も期待が持てそうだ。



―というわけで、現行のガソリンエンジンにはバイオ燃料、現行のディーゼルエンジンはクリーンディーゼルDMEディーゼルとなって行くのかな。
燃料電池は・・・どうだろう。インフラの整備ができないならば、特殊用途に限定されそうだ。
個人的には特にバイオ燃料には頑張ってもらいたい。
そしていつの日かバイオエタノール精製器をデロリアンのトランクに積み込んで、そして空を(´Д`*)

*1:サトウキビとトウモロコシが有名か。お菓子の値段上がったし・・。