百貨店としうの助。

帰宅途中

昼間、ちょっと用事があって某百貨店まで歩いた。
相変わらず日差しが強くてシャツがじっとり汗ばんでくる。
途中、信号待ちで足を止めて一息つくと一気に汗が噴き出してきた。
太陽さん、ほんと暑いよ、勘弁してよ。


やっと着いた百貨店、目的地は最上階。
入口近くにあったエレベーターのドアが開いていたのでそっちへ歩き出す。


『あー、なるほどね。』

中ではエレベーターガールがにっこり微笑んでいた。
「上へ参ります♪何階をご利用ですか?」
よく通るキレイな声だと感じた。


・・・


用が済んだしうの助、エレベーターの下ボタンを押して待っていた。
当然、またエレベーターガールが出てきて、よく通る声で

「下へ参ります♪」

と言ってくれるはずだ。


やがてエレベータが上がってきて止まり、ドアが開く。
そしてエレベーターガールの声が響く。


「上へ参・・・・・・下へ参ります♪(^-^;」


ええっ!?Σ(・△・ノ)ノ最上階ですが・・・




帰り道、思い出し笑いのおかげで暑さは感じなかった。